
ドメーヌ
ジェラール・キヴィ
Domaine Gerard Quivy
所在地:ジュヴレ・シャンベルタン、コート・ド・ニュイ、ブルゴーニュ
栽培面積:7ha(妻の家系から数えて4代目、ジェラール・キヴィ氏が継承)
主要品種:ピノ・ノワール
栽培哲学:認証は取得していないものの、除草剤に頼らない有機栽培で畑を管理/中世より修道士たちが耕してきた歴史ある区画を大切に継承
ドメーヌ ジェラール・キヴィのワイン
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CHAPELLE-CHAMBERTIN Grand Cru
シャペル・シャンベルタン グラン・クリュ
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CHARMES-CHAMBERTIN Grand Cru
シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ -
GEVREY-CHAMBERTIN 1er Cru Les Corbeaux
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・コルボー -
GEVREY-CHAMBERTIN Les Évocelles
ジュヴレ・シャンベルタン レ・エヴォセル -
GEVREY-CHAMBERTIN En Champs
ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャン -
GEVREY-CHAMBERTIN Les Journaux
ジュヴレ・シャンベルタン レ・ジュルノー
ドメーヌ
ジェラール・キヴィ

ドメーヌ・ジェラール・キヴィの当主ジェラール・キヴィ氏(写真)は、かつて競争・消費者行政に携わる公務員として勤務し、その後、コート・ド・プロヴァンス生産者組合のディレクターを務めました。1980年、妻クリスティーヌ氏の家系が4代にわたり受け継いできたドメーヌを継承し、ヴィニュロンとして新たな人生を歩み始めます。
法律と行政の世界で培った緻密さ、完璧への探求心、そして伝統を尊重する姿勢は、そのままワイン造りにも受け継がれました。テロワールの個性を忠実に表現することを信条とし、ジュヴレ・シャンベルタンならではの気品と複雑さを備えたワインを生み出しています。
ドメーヌが拠を構えるのは、ジュヴレ・シャンベルタン旧市街の中心に建つ、ルイ14世時代に建てられた歴史的な邸宅です。地下にはセラーと醸造施設が設けられ、18世紀のブルゴーニュのワイン生産者邸宅の姿を現在まで良好な状態で残しています。その歴史的価値が認められ、2016年9月にはフランスの歴史的建造物(Monument historique)に登録されました。
石造りの壁と静かな中庭に囲まれたこの館は、四代にわたる家族の歴史とワイン造りの伝統を静かに語り継ぐ場所です。
キヴィ家の歴史

創業
ジェラール・キヴィ氏は、1980年に妻クリスティーヌ氏の家族のドメーヌを継承し、翌1981年から現在の歴史的な邸宅を拠点にワイン造りを行っています。この家系の畑では、すでに4世代にわたってヴィニュロンが受け継がれてきており、キヴィ氏はその歴史の延長線上に立っています。法律家として培った緻密さと完璧主義は、そのままブドウ栽培や醸造への向き合い方に表れており、伝統を重んじながらも一切の妥協を許さない姿勢がドメーヌ全体を貫いています。
中世以来、修道院や聖職者の活動とともに発展してきたジュヴレ・シャンベルタンの歴史ある畑を継承。アン・シャンやレ・ジュルノーといった区画には樹齢50年から100年を超える古樹が今も残り、キヴィ氏はこうした畑の由来を語ることを何より大切にしています。
ジュヴレ・シャンベルタンの歴史
ジュヴレ・シャンベルタンの村名は、630年に「ジブリアクス(Gibriacus)」として文献に登場したのが始まりとされ、その起源はガロ・ローマ時代にまで遡ります。中世に入るとクリュニー修道院やシトー修道院の修道士たちがこの地の畑を開拓し、テロワールを見極めながら栽培技術を磨き上げていきました。1584年の文書には「Champt Berthin」に関連する記載が残り、ブルゴーニュにおいて畑を固有の場所として認識していた早い例の一つとされています。
村は1847年に自らの名を最も名高い畑にちなんで「ジュヴレ・シャンベルタン」へと改称。これはコート・ド・ニュイで最初の事例であり、のちにヴォーヌ・ロマネ(1866年)、シャンボール・ミュジニー(1878年)などが追随しました。ナポレオン1世が愛飲したことでも知られ、遠征先にまでシャンベルタンを運ばせたという逸話も残っています。
現在、ジュヴレ・シャンベルタンとブロションにまたがる村名・プルミエ・クリュの栽培面積は約409haで、26のプルミエ・クリュが認められています。さらにジュヴレ・シャンベルタン村には、9つのグラン・クリュAOCがあります。
ドメーヌ キヴィの
栽培・醸造哲学

哲学
ジェラール・キヴィ氏のワイン造りの根底にあるのは、「テロワールへの敬意」と「妥協なき丁寧さ」です。法律家として培った論理性と、完璧を追求する姿勢を畑仕事と醸造の細部にまで行き届かせながら、代々受け継がれてきた区画それぞれの個性を最大限に引き出すことに情熱を注いでいます。
栽培
ドメーヌが所有する7haの畑は、公式な有機認証は取得していませんが、除草剤を使用せず、有機的な栽培によって畑を管理しています。アン・シャンやレ・ジュルノーの区画には樹齢50年から100年を超える古樹が数多く残り、レ・ジュルノーの一部の樹は1933年、1947年に植えられたものです。こうした古樹は収量こそ控えめですが、凝縮感と複雑味に富んだ果実を実らせてくれます。畑仕事においては、中世から続くこの土地の歴史そのものを守り伝えることを大切に、一区画ごとの個性を丁寧に見極めながら手入れを行っています。
醸造
収穫されたブドウはセラーに運ばれたのち、ステンレスタンクや樽を用いて丁寧に醸されます。その後ワインは、フランソワ・フレール社が手掛ける良質なフレンチオーク樽に移され、キュヴェにより異なりますが、およそ20ヶ月前後の樽熟成を経て瓶詰めされます。
古樹とクリマへの敬意
キヴィ氏は、自らの畑を語る際、いつも「この区画は中世から修道士たちの手によって耕されてきた」という歴史を口にします。ワイン造りを、単なる農業や商売としてではなく、何世紀にもわたって受け継がれてきた土地の記憶を引き継ぐ仕事として捉えるその姿勢は、法律家としてのキャリアの中で培われた「物事の背景を深く理解する」という習慣そのものかもしれません。
ドメーヌ ジェラール・キヴィの畑 3DMAP

ドメーヌ キヴィの
畑とテロワール

ドメーヌの所有畑データ
自社畑面積(合計):7 ha(主にジュヴレ・シャンベルタン、一部ブロション)
栽培品種:ピノ・ノワール100%
栽培方法:除草剤・合成資材不使用(認証は未取得)
古樹区画:アン・シャン、レ・ジュルノーなど樹齢50〜100年超の区画を複数所有
ジュヴレ・シャンベルタン Gevrey-Chambertin, Côte de Nuits
ディジョンから南へ約12km、コート・ド・ニュイの北の玄関口に位置するジュヴレ・シャンベルタンは、ラヴォーの谷(コンブ・ド・ラヴォー)の裾野に広がる、ブルゴーニュでも屈指の歴史あるワイン村です。9つのグラン・クリュを擁するのはブルゴーニュ中でもこの村だけであり、26のプルミエ・クリュを含む約410haの畑が、南北に細長く連なっています。
畑は斜面下部から標高の高い丘陵地まで広く分布し、東から南東向きの区画が多く見られます。石灰岩、泥灰岩、粘土、崩積土などの割合は場所によって異なり、それぞれのクリマの個性を形づくっています。
グラン・クリュとプルミエ・クリュのテロワール
CHARMES-CHAMBERTIN(シャルム・シャンベルタン)
「シャルム」の名は、かつて放棄地を意味した「ショーム(chaume)」に由来するとも言われます。グラン・クリュ街道(ルート・デ・グラン・クリュ)の東側、丘の下方に位置し、深く粘土質を多く含む石灰岩土壌が特徴。まろやかで丸みのある口当たりを生み出す、エレガントなグラン・クリュとして知られています。キヴィ氏が所有する区画はごく小さく、生産量もきわめて限られています。
CHAPELLE-CHAMBERTIN(シャペル・シャンベルタン)
グラン・クリュの中でもとりわけ小さな畑のひとつで、丘の下方、砕けた岩と小石を多く含む土壌に位置し、盆地状の地形が独自の微気候を育んでいます。隣接するクロ・ド・ベーズを思わせる香りの気品を持ちながら、より繊細で優美な表情を見せるのが特徴です。
GEVREY-CHAMBERTIN 1er Cru Les Corbeaux(レ・コルボー) グラン・クリュ、マジ・シャンベルタンの畑と境を接する好立地に位置するプルミエ・クリュ。古樹による凝縮感のある果実味と、ジュヴレらしい骨格の強さ・力強さを兼ね備えた、男性的な魅力を持つワインを生み出します。
GEVREY-CHAMBERTIN Villages(村名畑)
En Champs, Les Journaux, Les Évocelles, Les Jeunes Rois, Les Croisettes これらの村名畑は、いずれもジュヴレ・シャンベルタンの丘の中腹に点在する区画(一部ブロションを含む)で、褐色石灰質土壌に由来する骨格と、ジュヴレならではの力強さを持ち味としています。中でもアン・シャンとレ・ジュルノーは、樹齢50年から100年を超える古樹を多く含み、ドメーヌの中でも特に凝縮感のあるキュヴェを生み出す区画です。
ドメーヌ ジェラール・キヴィのワイン
CHAPELLE-CHAMBERTIN Grand Cru(赤)
シャペル・シャンベルタン グラン・クリュ
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土壌:砕けた岩と小石を多く含む石灰岩質土壌
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位置:丘の下方、盆地状の地形
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ブドウ品種:ピノ・ノワール
ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュの中でも比較的小規模なアペラシオン。樫樽で丁寧に熟成され、上品な果実味とシルキーなタンニンが調和した、気品あふれる味わいに仕上がります。
CHARMES-CHAMBERTIN Grand Cru(赤)
シャルム・シャンベルタン グラン・クリュ
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土壌:深く粘土質を含む石灰岩土壌
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位置:グラン・クリュ街道の東側、丘の下方
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ブドウ品種:ピノ・ノワール
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畑面積:ごく小規模な区画
熟成は樫樽で約20ヶ月。豊かな果実味とまろやかな質感、シャルム・シャンベルタンらしい丸みのあるエレガンスが際立ちます。ドメーヌの所有面積はごく小さく、生産量がきわめて限られているため、市場に出回ることの少ない稀少なワインです。
GEVREY-CHAMBERTIN 1er Cru Les Corbeaux(赤)
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・コルボー
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土壌: 粘土石灰質土壌 (プレモー石灰岩)
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日照: 南、南東
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標高:約290 m
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ブドウ品種:ピノ・ノワール
ジュヴレらしい骨格の強さと力強いタンニンを持ちながら、古樹由来の凝縮した果実味が奥行きを与える一本。ドメーヌの中でも特に評価の高いキュヴェのひとつで、長期熟成にも耐えうるポテンシャルを備えています。
GEVREY-CHAMBERTIN Les Évocelles(赤)
ジュヴレ・シャンベルタン レ・エヴォセル
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土壌: 粘土石灰岩(ディジョン・コルトン石灰岩)
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日照: 南、南東
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標高:約360 m
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ブドウ品種:ピノ・ノワール/Pinot noir
村の丘陵に位置する区画から生まれる、フレッシュな果実味とジュヴレらしいストラクチャーを併せ持つキュヴェです
GEVREY-CHAMBERTIN En Champs(赤)
ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャン
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土壌: 粘土石灰岩(ディジョン・コルトン石灰岩)
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日照: 東、南東
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標高:約310 m
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ブドウ品種:ピノ・ノワール
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ブドウの樹齢:50〜100年超の古樹
ドメーヌが誇る古樹区画のひとつ。長い年月を重ねた樹から生まれる果実は凝縮感が高く、村名畑ながら奥行きのある味わいを見せてくれます。
GEVREY-CHAMBERTIN Les Journaux(赤)
ジュヴレ・シャンベルタン レ・ジュルノー
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土壌: 粘土石灰岩(ディジョン・コルトン石灰岩)
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日照: 南、南東
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標高:約360 m
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ブドウ品種:ピノ・ノワール
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ブドウの樹齢:1933年・1947年植樹の古樹を含む
半世紀から一世紀近くにわたって受け継がれてきた古樹から生まれるキュヴェ。凝縮感のある果実味と、ジュヴレらしい骨太な構成が魅力です。







